柘植予測 Part4 2008年


柘植久慶氏自身が世の中の各種の事象について大胆に解説します。


1.アメリカ大統領選挙について

次期アメリカ大統領を絶対ヒラリー・クリントンだけにはやらせたくない。

アジア外交は中国に丸投げし、台湾をお好きにどうぞという状態を招く。

ケニアに親類がいるという対抗馬もまた、何をやるのか全く未知数で危険極まりない。

保護主義の復活も警戒すべきだろう。

日本にとって最も歓迎すべき良好な条件とは、共和党政権が続いてくれることである。

ジュリアーニあるいはマケインという両氏のいずれが就任しても、
中国より日本を重視する姿勢は変化ないと断言できる。

日本に軸足を置き続けるからだ。

イラクの戦況は好転している。
アメリカのメディアは民主党寄りが多いため、あまり報道していないが、
兵力増派は明らかに成功を収めた。

大体が私のこれまで述べてきたように、イラク戦争を開始する際の兵力が不足していたのである。
ラムズフェルド戦略の誤まりが政権全体に悪影響を及ぼしたのだ。

中国政府はアメリカの大使館に都合のよい人物を据えたいため、
ヒラリー陣営に巨額の政治資金を投入してきた。

収入のロクにないエージェントの手で寄付が行なわれるなど、
背後に陰謀が存在するのは確実だろう。

[2008年1月14日稿]

2.ハンドボールの国際紛争と北京五輪

ハンドボールの審判のインチキぶりは、サッカーのワールドカップで
韓国がベスト4に進出したときと、それこそ五十歩百歩と言える。

なにしろアジア連盟のトップがクウェートの王族で、役員の半分がクウェート人ときているから、
好き勝手をやり放題なのである。

こんなことなら1990年にサダム・フセインの手で、クウェート人を皆殺しにしておいてもらった方が
よかった、と思いたくなる。

アラブ人というのはまあまともな民族でない、と考えるべきだろう。
オイル・マネーで幅を利かせる「アブラ人」だ。
彼らはいったん言い出すと言を左右にし、
決して妥協することなく、自分たちの目的を達成するために手段を選ばない。
その思考回路は中国人と全く変わらないと言える。

そう考えてくると北京オリンピックは不安材料ばかりである。
中国政府や北京市の関係者たちは、インチキな安全基準をでっち上げて、
健康に問題ないと主張する。

ところが実際は煙突のなかで競技をするも同然で、
元気なのは慣れている中国人選手のみ、ということになるだろう。
代表洩れになった選手たちは、選手寿命が延びたと考えればよい。

中国の株式市場は、儲かるのが党員だけであり、
それ以外の民間投資家「股民」 ―― 「グーミン」たちは、ババ?みになるのが確実だ。

日本の株式市場は共倒れにならないよう警戒せねばならない。

もしこれを読んだ中国株に投資している人は、春頃に処分を済ませた方がよい。
あの極悪非道の国家を信じている人は、共倒れの道を突き進むことになるに違いない。

この〈左傅〉に拠る言葉 ―― 「凶國不終命也」

すなわち「凶事をする国は決して全うできない」を、
中南海の住人たちに言い渡しておきたい。

[2008年1月14日稿]

3.お粗末な日本の政治家たち

福田康夫首相は、毒餃子事件の際に中国を気遣い他人事でコメントしていた。

オリンピックの開会式にも、ドイツ、イギリス、フランスなどの政府トップが
欠席を表明しているのに、彼だけは出かけるつもりだ。

無策無能なら一つぐらい強烈なアピールをしろ、と言いたいが媚中派には無理か!

父 ―― 福田赳夫首相は世田谷の自宅に「ウーパールーパー」を飼っていたが、
その学名は「アホ・ロートル」である。
あれが育って康夫氏になったのか、と錯覚しそうだ。

一方の小澤一郎氏の教条主義ぶりも、
ここへきて「首相不適格者」であることを明らかにした。

日銀総裁の不在は世界に我が国の政治の愚劣さを露呈してしまった。
天下りだろうが何だろうが、優秀でその地位のつとまる人物だったら構わないのではないか。

それを莫迦の一つ憶えだから早く退場願いたい。

私は中国での醜態を〈打たれ強さの鍛え方〉に書いたが、
小澤氏の訪中時の態度は中国の地方省の木っ端役人そのものだった。

これまた媚中派だから救われないのである。

民主主義の悪い面 ――

衆愚政治を見るにつけ、民主主義を否定したいという衝動に駆られる昨今だ。

[2008年4月11日稿]

4.北京オリンピックは危険がいっぱい

北京オリンピックのツアーは1人が40万円前後だという。

せいぜい4万から5万円のコースが、これだけふんだくられるわけだ。

それにもかかわらず北京は危険がいっぱいだから、
不愉快を味わうための旅となる可能性が極めて大きい。

水が悪くミネラルウォーターも水道水を詰めた偽物が多い。

空気も悪く呼吸器の弱い人にとって夏の北京は地獄となる。

食の危険は農薬漬けの食物ばかりだし、泥棒は地方より大挙上京してくる。

ゲームがエキサイトすると中国人観衆が暴徒と化し、
むき出しの敵意に遭遇するだろう。

それに加えてウィグル人とティベット人のテロが予想される。

つまりこれらを覚悟した上で出かけるべきであろう。

中国政府は2008年08月08日に開会式を催すため、
"08 08 08"と数字で親近感を抱かせようとしている。

これは「リン・バー」と発音するが、
中国人がよくやるように漢字を充てると、

「淋巴・陵巵・零?」

と綴れる。

これは

「淋病がまとわりつき、ウンコが山をなし、父さん(北京政府)は没落する」

という意味になる。

北京オリンピックなどこんなものであろう。

[2008年4月11日稿]

5.怠け者集団 ―― 社会保険庁職員

2007年の参院選挙前、
安倍首相は08年3月までに5000万件の宙に浮いた年金をすべて処理する、
と大見栄を切った。

随分と阿呆なことを約束する人だと思ったが、本人はコケ、桝添厚労相だけが孤立している。

それみたことかである。

社会保険庁の職員など官公労の組合員で、民主党の基盤の一つだから、
真面目に仕事をするわけがない。

そんな単純な職員の士気すら見破れない人たちが政治をやっているから、
我が国の国際的地位は低下の一途をたどっているのだ。

それにしても年金は25年懸け続けないと1銭も貰えないという仕組だから、
知恵者が規約を作成したに違いない。

つまり25年のうちに病死したり払い続けくなる人間が10%やそこらいるから、
それを自由に使ってしまえというのが幹部たちの魂胆であった。

そして書式やルールを難しくして、1人でも多く受給できないようにしたわけである。

歴代長官の月給泥棒ぶりも目立つ。

ナポレオンはアウステルリッツ会戦に従軍した将兵に、

「国民はきみたちを勇士だと言うだろう」と語った。

日本人は社会保険庁にいたと知ったら、

「あいつらは泥棒だ」と言うに違いない。

[2008年4月11日稿]

6.イージス艦が悪いのか?

イージス艦が漁船と衝突した。

漁船に死者が出たことで、新聞やTVが揃ってイージス艦が悪いとの大合唱を展開してきた。

けれど漁船の一連の動きからしたら、急旋回や急ブレーキの利かない軍艦が、
避けてくれると思う方がおかしい。

マスメディアの非常識をまたしても目の当たりにして、進歩がないのにがっかりした。

潜水艦〈なだしお〉のとき、私はTVの報道番組のインタヴューを受けた、

このときディレクターは、「自衛隊が悪い、と結論付けてください」と注文を出し、
私はこれを拒絶してお流れとなった。

奴らは最初に結論を描いているから性質が悪い。

そのイージス艦の事故に関連して、
石原慎太郎氏が産經新聞の「日本よ」でおかしなことを述べていた。

ヨットレースをやっていると軍艦が邪魔だという論旨だ。

一部の金持の道楽であるヨットと国防を同列にして語っているあたり、どうも納得しかねた。

イージス艦事故のある程度落ち着いてきた段階で、
地元の漁業組合長はじめ幹部の人たちの言動は、常識的で極めて好感が持てた。

地方にはまだこうした日本人の精神を持つ人たちがいるのだと思うと、
前述した政治家たちにしっかりしてくれと改めて言いたい。

[2008年4月11日稿]

7.アメリカ次期大統領はジョン・マケイン氏

アメリカの大統領選挙は、共和党の大統領候補 ――

ジョン・マケイン氏が間違いなく勝つ。

民主党のフセイン・オバマ氏は、1代アメリカ人で、国家に対する忠誠心も定かではない。

世界最強の軍隊が、そんな人間を軍の最高司令官に仰ぐだろうか? 

否である。

私もご免蒙る。

来たるべき台湾海峡の危機に際して、強い態度に出られるか
どうかを考えると、アメリカ国民はおかしなミドルネームを持つ人間を
大統領に就任させるべきではない

私は前に指摘しておいたが、マケイン氏こそ日本にとって
1番話しやすい相手だ。

それを忘れてはならない。

[2008年5月15日稿]

8.間抜けなヒルには協力するな!

これも前に述べたが、功名心だけで北朝鮮のペースに乗っている、
アメリカの国務次官補のヒルはどうにもならない間抜けだ。

北朝鮮の延命工作に手を貸しているだけだからである。

彼は日本の主張を無視して、拉致問題に目を閉じるだろう。

何ら実績を残せなかった国務長官 ――
コンドレーズ・ライスも、ポイント稼ぎにヒルに乗るに違いない。

何度も繰りかえすが、北朝鮮との話合いなど時間の無駄だと言える。

食糧支援など絶対にすべきではない。

民衆の地獄状態が長引くだけだからである。

[2008年5月15日稿]

9.中国・四川省の大地震

ついに「胡錦濤は何をしているのか!」という批判が、
中国人の手でインターネットに登場した。

20分前後で検閲機関によって削除されたが、出るものが出た感じだ。

それにしても2008年5月12日の大地震で、中国の地方都市の手抜き工事
が白日の下に晒されてしまった。

公的建築物 ―― 学校や病院、それに橋などは、
地方高官が寄ってたかって10%また10%と抜いてゆくため、
実際の工費は半分以下ということも起こりうるからである。

そこで鉄骨の数を減らすということになる。
かくして大災害に襲われたら「はい、それまでよ」というわけだ。

私も中国の郡部を取材旅行していて、こんな柱ではとか橋桁ではと
思うことが多かった。

その危惧が的中したのであった。

6月刊の〈こんなに危ない北京五輪・上海万博(仮題)〉(学研)では、
三峡ダムが建設されたことにより、重慶から武漢のあいだの長江流域で
大地震が近い将来、発生するだろうと予測しておいた。

ダムが決壊すれば390億立方メートルの水が長江を一気に下るから、
それが中国の共産党一党独裁政権を吹っ飛ばす、
との可能性が出てくるのだ。

北京五輪も断層の上で競技が行なわれるだけに、
何が起きてもおかしくない。

テロも十二分に考えられる。

それにしても中国政府は、ネガティヴな情報の国外流出を惧れて、
人の援助は要らないと言い出した。

「同情するなら金をくれ!」というわけだから、思わず失笑を覚えた。

日本政府は深読みのできない欠点をまたしても発揮、
5億円を拠出するという。
>

何故、物資で渡さないのか? 

金銭で渡したら軍備に使われる可能性を否定できないからである。

先走りの消防庁などは、レスキュー隊員を勝手に派遣したら、
入国拒否を喰らう始末。

ビルマ ―― ミャンマーと称しているらしいが ―― の軍事政権と
五十歩百歩の北京の政権を、いつまで1人前の扱いをするつもりだろうか。

[2008年5月15日稿]

本稿校正中に迎え入れが決定したものの、
生埋めになった人の救出制限時間 ―― 72時間が経過している。

人命救助という点からするなら、全く意味がないではないか!

これを口実にして、日本企業は中国から撤収すべきだろう。

[2008年5月16日追記]

10.北京五輪は危ない!

8月8日に始まる北京五輪は、天変地異とテロ、
そして病原菌に脅かされる、まるで典型的後進国での
オリンピックの様相を呈してきた。

その上に食事の危険と大気汚染だから、実に5重苦の祭典?
となってしまう。

これだけではない。人間の生命維持に不可欠の飲料水、
更には中国人の敵意に直面するわけだから、
4泊から5泊に40万円とか50万円、はたまた60万円支払って
出かける場ではないと言えるだろう。
<
/p>

オリンピック観戦を計画中の人もいるだろうから、少し内容に触れてみよう。>

天変地異は、もちろん大地震であるが、
三峡ダムによる異常気象 ―― 予想もしない豪雨があると
「北京水没」という番狂わせも。

テロは、ウイグル人かティベット人によるものが本命だが、
経済発展にとり残された退役軍人による、
オリンピック会場 ――「鳥の巣」への砲撃も。

あとはバスの爆破や西蔵鉄道の爆破、という大穴もある。

病原菌は、売春婦の持ちこむエイズ、地方からの狂犬病と
鳥インフルエンザ。
それに「手足口病」が密かに流行しつつあり、既に30人程度の死者を
出しているから、子供を滞在させることなど厳禁だ。
これは北京市内にまで及んできた。

これらは決して脅しではない。

今回の北京五輪(南アフリカのワールドカップも然り)は、
何が起きてもおかしくないのである。

[2008年5月15日稿]

11.クラスター爆弾禁止の愚

8月8日に始まる北京五輪は、天変地異とテロ、
そして病原菌に脅かされる、まるで典型的後進国での
オリンピックの様相を呈してきた。

その上に食事の危険と大気汚染だから、実に5重苦の祭典?
となってしまう。

これだけではない。人間の生命維持に不可欠の飲料水、
更には中国人の敵意に直面するわけだから、
4泊から5泊に40万円とか50万円、はたまた60万円支払って
出かける場ではないと言えるだろう。
<
/p>

オリンピック観戦を計画中の人もいるだろうから、少し内容に触れてみよう。>

天変地異は、もちろん大地震であるが、
三峡ダムによる異常気象 ―― 予想もしない豪雨があると
「北京水没」という番狂わせも。

テロは、ウイグル人かティベット人によるものが本命だが、
経済発展にとり残された退役軍人による、
オリンピック会場 ――「鳥の巣」への砲撃も。

あとはバスの爆破や西蔵鉄道の爆破、という大穴もある。

病原菌は、売春婦の持ちこむエイズ、地方からの狂犬病と
鳥インフルエンザ。
それに「手足口病」が密かに流行しつつあり、既に30人程度の死者を
出しているから、子供を滞在させることなど厳禁だ。
これは北京市内にまで及んできた。

これらは決して脅しではない。

今回の北京五輪(南アフリカのワールドカップも然り)は、
何が起きてもおかしくないのである。

[2008年5月15日稿]

12.また北朝鮮のペースに乗る莫迦者たち!

「阿呆」ヒル国務次官補が、とんでもない妥協をやってのけた。

オリンピックの男子ハードル競技に女子中学生用のハードルを使わせるような、
愚の骨頂そのものの判断を下したのである。

以前からの私の危惧が不幸にして的中してしまった。

ヒルという男は自分の出世のためなら何でもやる下劣な人間だから、
ライス国務長官をも抱き込んだのだ。

2人とも何ら外交上の実績がないから、ポイント稼ぎで次のステップへの梯子としたようである。
私はライス女史について一抹の不安を、以前からずっと抱いてきた。

その理由は彼女が「黒人」だからにほかならない。
軍隊でもビジネスでも、黒人を絶対に信用しなかったが、それは彼らが卑怯だからだ。
他人のせいにするし一切責任はとらない。

他の人種に較べ犯罪率が異常に高い。
沖縄で事件を起こすアメリカ軍人というのは、殆ど例外なく黒人であった。
横須賀のタクシー運転手殺しもナイジェリア人(黒人)の水兵であった。
アメリカ軍内でも、MPのお世話になるのはことごとく黒人兵で、
他の人種が逮捕されるとそれ自体がニュースなのである。

ところが「人種差別禁止」とかいう美名の下で、それを公的に書くことができない。
沖縄では小中学生(高校生も当然だが)に、「黒人に気をつけよう!」と警告できないから
茶番と言えるだろう。

アメリカではその「黒人」(混血だが)が大統領候補になっている。
政治歴3年余、兵役にも就いておらず、巧みな舌先三寸の弁説で民主党の予備選挙を
勝ち抜いてしまった。

アメリカ人の半分近くが詐欺にひっかかったようなものである。

万が一の事態に備えて、日本もアメリカの中国シフトへ、準備を始めておいた方がよい。

その一方で中国は近い将来、内陸部の西安(昔の長安)へ遷都し、
地震多発地域の北京から逃げ出して、米中対決の準備に動き出す可能性が出てくる。

そうしたドラスティックな動きに、日本の政治家たちは対応できるのだろうか?

[2008年7月20日稿]

13.アフリカへの援助は必要か?

洞爺湖サミットに先立って、アフリカ諸国の首脳たちを集め、首相はアフリカへの援助を表明した。

けれど中国の二番煎じだから、実効性は極めて乏しい。
アフリカ諸国への援助は、援助先を絞りこまねばならない。

日本の《安保理常任理事国入り》にネガティヴな返事をした、アンゴラ、ニジェール、トーゴ、
モーリタニア、リベリア、ナミビア、ジブティ、ガンビア、スーダン、ブルキナファソなどへは、
1文も出してはならないのだ。

逆にポジティヴだった、ガボン、エティオピア、タンザニア、エリトレア、ガーナ、マリ、
マダガスカル、中央アフリカ、モロッコ、ベナン、スワディランド、カボヴェルデ、レソト、
チュニジアなどには、カットした分をすべて振り向けてよい。

メリハリのはっきりした外交政策をとるべきだろう。

外交といえば韓国は大使を召還した。

その大使がソウルで、「日本は隣国に失礼」と抜かしたが、
勝手に竹島を占拠した方が余程「失礼」である。

かくなる上は国際的な司法の判断を仰ぐべく、提訴するのが日本政府のとるべき道だ。

韓国は日本海を「東海(トンヘ)」と呼べとわめいているが、

中国でも東シナ海が「東海(トンハイ)」だし、

ヴェトナムもまた国土の東 ―― 南シナ海が「東海(ドンハイ)」と呼ばれてきた。

そんなものが国際的な呼称となってたまるか!

[2008年7月20日稿]

14.クリントン時代の悪夢が再現

代言 ―― いや弁護士上がりのこの人物は、相手国首脳とサシで話をするというが、
このあたりなど全く国際政治が理解できていない。

私は次の1年以内にオバマが暗殺される確率を75パーセントだと予言しておく。

日本の経済はクリントン時代の悪夢が再現されるだろう。
連邦政府ではなく州政府の単位で、進出している日本企業をターゲットとして、
その利益を根こそぎ課懲金で召し上げてしまう、という寸法だ。

民主党政権の「保護主義」の伝統は、白から黒になろうがゼブラになろうが、
決して変わらないのである。


  民主党はアジアのことは中国にという思考だから、とんでもない展開が起きるかもしれない。
「太平洋とハワイの線で半分ずつ仕切ろう」という類の夜郎自大な中国の提案を、
奴らは呑みかねないから危険極まりない。

ジャパン・パッシング ―― 「日本素通り」が生じるだろう。
その備えが政争を優先する日本の政治家にできているだろうか ――。

[2008年11月09日稿]

15.田母神空将は正しい!

 自衛隊の空幕長 ―― 田母神俊雄空将は、大東亜戦争の意義などについて、
懸賞論文の場で自らの史観を発表した。
防衛大学校同期のなかで抜群の秀才だった人物らしい、優れた指摘を随所に見出せる。


  少し前に『世界』へ発表された民主党の小澤一郎代表の論文を、
私は高校生レヴェルの作文と評したことがあるが、田母神論文は比較にならぬ哲学を有している。


  ところが中国や韓国に配慮した政府は、「村山談話」に反しているとの理由から、
処分に踏み切ることにした。
一体全体、村山談話がなんぼのものかと言いたい。
村山富市(私の周辺では「貧市」と呼んでいるが)元首相が述べた「たわごと」を、
現在まで政府見解としてきた点に、日本政府の歪んだ姿勢を物語っているのである。

日本と対立して困るのは、経済危機に陥った中国やウォンの下落で緊急事態下にある韓国
――彼らの側なのを忘れてはならない

[2008年11月09日稿]

16.中国経済の崩壊は間近い!

 中国南部 ―― 広東省方面は、アメリカなどへの玩具の製造輸出で知られてきた。
それは欧米の玩具会社の下請工場だったり、アジア・アフリカ諸国への安物玩具であった。
それらの工場の多くが注文量の減少により、次から次へと倒産していったのである。


これによる失業者は2,000万人に達し、彼らは給料を未払いのまま路頭に放り出された。

  一つ間違えると暴動に発展する寸前、省政府が中央の指示で支払いを実施、
地方からの労働者たちを帰省させことなきをえた。
同様に輸出不振で倒産寸前なのは、他の多くの輸出産業もまた変わりない。


  一時期不動産バブルで建設ラッシュに沸いたのが嘘のようで、上海近郊の高級住宅や
マンションは価格が3分の2まで下落、それでも全く売れない。いつ中国発不動産恐慌が
起きても不思議でない状態だ。


  上海株式市場は2007年10月のピーク時に較べて、1年後には3分の1にと暴落した。
最盛期に取引口座数が1億4,000口あったが、これは中国総人口の10分の1に相当する。

つまり中国人の10人に1人が株式投資で損失を被ったと考えてよい。
彼らは中国政府が何らの救いの手を差し伸べなかったことで、強い不満を抱いているのは
間違いないだろう。


  少数民族問題、エネルギー問題、退役軍人問題、中央での権力闘争、北京や三峡ダム
を襲う大地震、国家規模の粉飾のツケ、といった問題が
この国の将来に暗くのしかかっているのである。


  日本の政治家は「中国崩壊」を果たして想定しているだろうか。
「中国大変、日本迷惑」なのだから、それに備えたシミュレーションは不可欠なのだ。

[2008年11月09日稿]

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